【期間限定配信】からくり花火「四輪車」映像配信のお知らせ

10月研究公演で発表した「からくり花火」を紹介します。

中国から新国王承認のため琉球を訪れる中国の冊封使のために、8月15日に催す「仲秋宴」で披露した花火の一つです。

この日、冊封使は昼に首里城北殿で食事をとり、御庭に作られた「御城舞台」の舞踊や組踊を楽しみ、夜に入ると花火を鑑賞しました。

首里城御庭で打ち上げ花火はできないため、「からくり花火」という火花を噴き出しながらさまざまに形を変える、緻密な仕掛けと楽しいアイデアによる琉球独自のからくり花火を披露したのです。

さて、ご覧いただくのは「四輪車(よんりんしゃ)」という花火です。

導火線に点火すると、まず石橋(いしばし)が現れて明りが灯ります。

中空に浮かぶ屋根の下に車が現れ、中に羽根(はね)団扇(うちわ)を持った「儒学者(じゅがくしゃ)」が座っています。

石橋の上を、四輪車が火花を散らしながら車輪を回転させて疾走(しっそう)します。

儒学者が忙しく働き、琉球国に学問が行き渡らせていることを表す内容です。

寅年「火花方日記」の記録を基に、2019年の「掛床」、2020年の「双龍」、2021年の「大団羽」に続く4作目の復元となります。

それでは、琉球国の花火をご覧ください。 

 
  

◆【期間限定配信】からくり花火「四輪車」(国立劇場おきなわ)(動画)

【公開期間】 2023年1月22日(日)<旧正月>まで                                    

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