無形文化遺産でつながる
アジアの芸能

ワヤン・ゴレックとは

ワヤン・ゴレックは、インドネシアのジャワ島西部に住むスンダ人の伝統的な人形劇です。

一人の人形遣いが複数の木偶人形を操りながら、ガムランの伴奏に合わせて語りと歌を披露します。割礼、結婚、田植え、収穫などの祭礼でよく演じられています。

2003年、ユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されました。

 

演目紹介「ラデン・ジョハル」

制作: Lembaga Pendidikan Seni Nusantara

   (Indonesian Institute for Art Education)

監督・編集: Endo Suanda

編集助手: Adi Nugroho

英訳: Marjorie R. Suanda

出演: 人形遣い  : Dalang Warsad (80s)

   ガムラン演奏: Sanggar Jaka Baru

撮影日:2021年12月28日

会 場:西ジャワ州インドラマユ県クランケン郡ルウンゲシク村

ナドラン(海の儀式)とグンジュン(祖先供養)の祭りとして行われた

 

「ラデン・ジョハル」は、チルボンの王で有名なイスラーム九聖人の一人でもある、スナン・グヌン・ジャティの息子の物語で、16~17世紀のジャワ島イスラーム時代の歴史物語です。イスラームの物語を題材とするワヤン・ゴレック・チュパックの典型的な作品です。 この映像は、西ジャワのワヤン・ゴレック・チュパック・インドラマユで、夜通し行われた上演の様子を編集したものです。