子の会が国立劇場おきなわ「親子劇場探検ツアー」の組踊ワークショップに出演しました。
 

平成22年7月31日(土)

7月30日(金)、7月31日(土)の2日間、国立劇場おきなわ「親子劇場探検ツアー」における組踊ワークショップに子の会(第一期組踊研修修了生)が出演しました。

小・中・高校生の親子を対象に行われた今回のツアーでは、夏休みということもあって全4回どれも盛況で、組踊ワークショップも楽しい雰囲気の中で行われました。

ワークショップでは、子の会メンバーが組踊の歴史や組踊の楽しみ方について、実演を交えながらわかりやすく説明しました。さらに、メンバーたちの指導を受けながら、参加したお客様自らが組踊におけるセリフの唱え方や所作、太鼓の打ち方などを教わり、組踊の世界を体験しました。

約1時間のワークショップでしたが、子どもたちのからは「楽しかった」、「太鼓叩けてうれしかった」、「言葉が難しかったけど、面白かった」といった声が数多く聞かれ、実際に体験することで組踊の魅力を感じとってくれたようでした。

ご父母の方からも、「子どもたちにもわかりやすく丁寧に説明していただきました。笑いも多くて楽しかったです」といった感想や、「いろいろなお話が聞けて、体験もできて楽しかった」「なかなか本物の役者さんと関わることがないので、身近触れ合うことができてよかった」といった感想をいただきました。

 

 
 

組踊ワークショップの様子

案内役:子の会(川満香多、金城信次、玉城和樹) 

     

        

    
     

 

                                           

子の会(しーのかい)とは
 「子の会」とは国立劇場おきなわ組踊研修修了者で構成された会です。
 子の会では各会員の技芸の向上、組踊をはじめとする沖縄伝統芸能の普及に貢献するために次のような活動を実施しています。
  ①小中高校、公民館等への組踊出張公演の開催
  ②小中高校等への組踊を中心とする沖縄伝統芸能に関する体験型ワークショップの開催(演技・演
    奏体験と組踊の実演など)
  ③その他組踊をはじめとする沖縄伝統芸能公演の開催など

 子の会は組踊の伝承者としての活動を通して、沖縄の先達が残してくれた立派な文化遺産である組踊の世界を多くの人に知っていただき、それを次代へ受け継いでいくことに貢献できればと考えています。