公演詳細


国立劇場おきなわ第39回公演記録鑑賞会 歌舞伎十八番の内「鳴神」(平成22年6月 東京国立劇場にて収録)


日時

公演日:2015/02/10 (火)

開演時間:14:00
終演時間:

会場 小劇場
入場料

無料(先着255名まで)

公演内容

歌舞伎十八番の内「鳴神」は、寛保二年(一七四二)に初演され圧倒的人気を集めた「雷神不動北山桜(なるかみふどうきたやまざくら)」からの抜粋で、荒事(あらごと)の名作の一つです。
水を司る龍神を、法カによって閉じ込め、都を大干ばつにおとしいれた鳴神上人(なるかみしょうにん)。
絶世の美女・雲の絶間姫(くものたえまひめ)は密命を帯び、上人を誘惑すべく近づきますが…。


-演目-


鳴 神 上 人/片岡 愛之助
同宿白雲坊 /片岡 松之助
同黒雲坊/坂東 橘太郎
同宿/片岡 たか志
同/片岡 松次郎
同/片岡 松四朗
同/片岡 松太朗
同/片岡 松 寿
同/片岡 千志郎
同/片岡 りき弥
同/尾上 音三郎
同/尾上 音之助
同/尾上 音二郎
同/尾上 音一郎
同/坂東 大 和
同/尾上 松五郎
同/市川 升 平
雲の絶間姫 /片岡 孝太郎
後見 /片岡 孝 法
    /片岡 千壽郎
     /片岡 愛一郎
  
【あらすじとみどころ】

朝廷にうらみを持つ鳴神上人は、郊外の滝壺に竜神を閉じ込めます。水を司る竜神を失った都は大干ばつに襲われました。困った朝廷は絶世の美女・雲の絶間姫を、成功すれば恋人と結婚させるとの約束のもと、上人を誘惑させるべく送り込みます。
修行一辺倒の上人は、若く美しい未亡人を装う姫の色香に抗えなくなり、二人は夫婦の契りを結ぶことになりますが、その際に雨を降らせる秘法を漏らしてしまいます。上人が酔った隙に秘法を実行する姫。裏切られたと知った上人は烈火の如く怒り狂い、姫を追いかけます―。
鳴神上人役は、ドラマ「半沢直樹」で一躍知名度を高めた片岡愛之助。絶世の美女・雲の絶間姫を、片岡仁左衛門の長男で女方として進境著しい片岡孝太郎が務めます。

●荒事(あらごと)について

初代市川団十郎が創始したと伝えられる、独特な演出技法です。英雄豪傑や神霊・妖怪など、超人的な登場人物を、誇張した衣裳や小道具、隈取、見得、立廻り、六方などで強調します。「歌舞伎十八番」は初代から四代目までの団十郎が得意とした十八の演目を集めたもの。代々の団十郎が荒事を最も得意としたため、「歌舞伎十八番」の役は殆どがこの荒事を基本としています。

関連情報

国立劇場おきなわチケットカウンター
(国立劇場おきなわ 調査養成課 tel098-871-3318)