公演詳細


研究公演 朝薫五番とからくり花火(ちょうくんごばんとからくりはなび)


日時

公演日:2022/10/14 (金)

開演時間:18:30
終演時間:

会場 組踊公園(英語・日本語オーディオガイドあり、字幕表示なし)
入場料

3,700円 ※発売開始日:9月1日(木)

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公演内容

沖縄の本土復帰前、琉球政府は組踊「玉城朝薫作五番」を重要無形文化財に指定していた。
1972年の本土復帰と同時に国の重要無形文化財に指定された組踊は、今年で指定50周年となる。これを記念して琉球王国時代に首里城の御庭に設置された「御城舞台」を劇場隣の組踊公園に再現し、御庭舞台で演じられていた朝薫五番とからくり花火、入子躍を上演する。


-演目-


第一部 組踊「執心鐘入」

中城若松という美少年が、首里王府へご奉公に行く途中、ある一軒家に一夜の宿をお願いします。宿の女は、親が留守だからと断りますが、男が若松だと知ると、態度を一変させて宿を貸します。
 女は、若松に言い寄りますが、若松は断ります。若松はいたたまれなくなり、末吉の寺に駆け込み救いを求めます。
 女は、必死になって若松を追い、寺へとやって来ます。しかし若松が見つからないためとうとう鬼女へと変身します…
 
【配役】

 中城若松/玉城 匠   
 宿の女/新垣 悟
 座主/平田 智之    
 小僧一/池間 隼人
 小僧二/比嘉 大志
 小僧三/伊藝 武士
 鬼女/川満 香多    

【地謡】
  
歌三線 :西江 喜春 花城 英樹 玉城 和樹
 箏  :宮里 秀明    
 笛  :大湾 清之
胡 弓 :與那國 太介  
 鼓  :大倉 源次郎  
太 鼓 :吉谷 潔


第二部 組踊「女物狂」

 人盗人が風車で遊んでいる子どもに近づき、言葉巧みに人里離れた所へ誘い出し、脅かして連れ去ってしまいます。途中、日が暮れたため、盗人と子どもは寺に一夜の宿を乞いますが、子どもは盗人が眠っているすきをみて寺の僧に救いを求め、無事助けられます。
 一方、子どもが行方不明となった母親は心が狂い乱れてしまい、子を探しさまよい歩いているうちに、遠い寺へとたどり着きます。寺の僧は、狂女(母親)との問答から、もしやと思い、寺で保護している子どもと引き合わせてみることとします。

【配役】

 人盗人/宇座 仁一
 亀松/廣山 ひさき
 母/東江 裕吉
 座主/眞境名 正憲
 小僧一/石川 直也
 小僧二/上原 崇弘
 童一/宮城 琴羽
 童二/比嘉 心愛          
 童三/宮城 柚羽

【地謡】  
歌三線 :比嘉 康春 仲村 逸夫 新垣 勝裕
 箏  :赤嶺 和子    
 笛  :仲田 治巳
胡 弓 :森田 夏子   
太 鼓 :宮里 和希
 鼓  :大倉 源次郎


★からくり仕掛け花火「四輪車」 
 監修 :茂木仁史 
道具製作:金城裕幸 
花火構成:金城義信

1866年に王府により記録された「火花方日記」をもとに、首里城の御庭で行われていた「からくり花火」を復元し、上演します。火花を噴き出しながら姿を変える琉球国独自の仕掛け花火で、琉球国の繁栄をテーマに作成された、世界にも類を見ない花火です。今回は、屋根の下から儒学者の乗る「四輪車」が出現するからくりをご覧いただきます。


※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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