公演詳細


研究公演 朝薫五番とからくり花火(ちょうくんごばんとからくりはなび)


日時

公演日:2022/10/16 (日)

開演時間:18:30
終演時間:

会場 組踊公園(英語・日本語オーディオガイドあり、字幕表示なし)
入場料

3,700円 ※発売開始日:9月1日(木)

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公演内容

沖縄の本土復帰前、琉球政府は組踊「玉城朝薫作五番」を重要無形文化財に指定していた。
1972年の本土復帰と同時に国の重要無形文化財に指定された組踊は、今年で指定50周年となる。これを記念して琉球王国時代に首里城の御庭に設置された「御城舞台」を劇場隣の組踊公園に再現し、御庭舞台で演じられていた朝薫五番とからくり花火、入子躍を上演する。


-演目-


第一部 組踊「銘苅子」

ある日、農夫の銘苅子は、天女が泉で髪を洗っているのをみつけます。その美しさに心を奪われた銘苅子は、天女の羽衣を隠してしまいます。羽衣がないと天界に帰れない天女は、しかたなく銘苅子と夫婦になります。
二児の母となり幸せに暮らしていた天女でしたが、ある日、子供らの歌から羽衣のありかを知ってしまい、天界に帰ることとなります。羽衣を身にまとった天女は、泣き叫ぶ子供らを見おろしながら、つらく悲しい気持ちで天へと舞い昇っていくのでした。
  
【配役】
 銘苅子/川満 香多   
 天女/田口 博章
 おめなり/渡名喜 苺英  
 おめけり/富島 花音
 上使/親泊 久玄   
 供一/比嘉 大志
 供二/下地 心一郎       
 きやうちやこ持ち/岡本 凌

【地謡】
歌三線 :島袋 功 仲村渠 達也 仲尾 勝成 徳田 泰樹
 箏  :上地 七重   
 笛  :横目 大哉
胡 弓 :又吉 恭平  
太 鼓 :横目 大通

第二部 組踊「二童敵討」

 勝連城主のあまおへは、天下取りの野望のため邪魔者であった護佐丸に逆賊の汚名を着せて、滅ぼします。敵の一族郎党まで根絶やしにしたと、すっかり安心していますが、護佐丸の子である兄・鶴松と弟・亀千代は、落城のさ中に逃げおおせていました。二人はあまおへが野遊びをすると聞きつけ、母親に敵討ちの許しを乞います。母は二人に父の形見の短刀を授け、つらい気持ちをこらえて送り出します。
 あまおへ一行が酒盛りをしているところに、鶴松と亀千代は踊り子になりすまして近づきます。兄弟二人は、踊りを見せ、酒を注いであまおへを酔わせていきます。そして隙をうかがい、首尾よく父・護佐丸の仇を討ち果たすのでした。
  
【配役】
 あまおへ/親泊 興照   
 鶴松/宮城 茂雄   
 亀千代/玉城 匠   
 母/真境名 律弘
 供一/石川 直也   
 供二/知花 令磨
 供三/伊藝 武士
 きやうちやこ持ち/福原佑一朗  

【地謡】
歌三線 :照喜名 進 仲嶺 伸吾 照喜名 朝國
 箏  :神谷 和枝   
 笛  :我那覇 常允
胡 弓 :嶺井 敦弘  
太 鼓 :比嘉 聰

★からくり花火「四輪車」 
 監修 :茂木仁史 
道具製作:金城裕幸 
花火構成:金城義信

1866年に王府により記録された「火花方日記」をもとに、首里城の御庭で行われていた「からくり花火」を復元し、上演します。火花を噴き出しながら姿を変える琉球国独自の仕掛け花火で、琉球国の繁栄をテーマに作成された、世界にも類を見ない花火です。今回は、屋根の下から儒学者の乗る「四輪車」が出現するからくりをご覧いただきます。

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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