公演詳細


企画公演 アジア・太平洋地域の芸能(きかくこうえん あじあ・たいへいようちいきのげいのう)


日時

公演日:2025/09/28 (日)

開演時間:14:00
終演時間:

会場 大劇場
入場料

一般3,700円 大学生以下無料(要予約)

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公演内容

戦後80周年に関連し、沖縄、日本、韓国の伝統芸能を取り上げます。第一部では琉球芸能と能楽が共演する沖縄戦を題材にした新作能「沖縄残月記」を上演し、第二部では、韓国・済州道に伝わる伝統芸能をご覧頂きます。沖縄、日本、韓国の文化交流と相互理解を深め平和への祈りを込めた公演をご堪能ください。


-演目-


第一部 新作能「沖縄残月記」

この作品は、沖縄の地上戦を描いた新作能です。激戦を生き抜いた一人の女性の体験を通して、「沖縄」を語り、戦いの無い世を祈ります。

〈あらすじ〉
清明節の月の十五夜、壺屋の陶工である清俊は息子の清隆を連れ、前田の森にやってくる。清隆は近頃夢見が悪く夜な夜な曾祖母に会いたいと泣き叫ぶためだ。「月のかいしゃ」を歌う村娘に誘われながら森の奥の御嶽にある神人・舟魂のオンバの元へたどり着く。
オンバの口寄せの御願により、祖母・大ばんばのカマドの霊が呼び出されると、カマドは戦争で失った自身の長男と曾孫を混同し涙する。生前、決して戦争のことを語らなかったカマドの口から語られた戦争の悲劇とは・・・

【出演】
シテ 大ばんばカマドの霊:清水寛二
ツレ 大ばんばの孫 清俊:川満香多
子役 大ばんばの曾孫 清隆:稲福智紀
舟魂のオンバ:東江裕吉
「月のかいしゃ」の女:山城亜矢乃

【演奏】
笛:松田弘之
小鼓:古賀裕己
大鼓:柿原孝則
地謡:西村高夫・柴田稔・馬野正基・浅見慈一・谷本健吾・青木健一
後見:観世銕之丞・安納貴康・田口博章
歌三線:比嘉康春・仲村逸夫・喜納吏一
箏:池間北斗
胡弓:森田夏子
笛:宮城英夫
太鼓:比嘉聰

第二部 韓国・済州道の芸能

今回は、韓国・済州(チェジュ)道の伝統芸能と芸術を伝える専門舞踊団「済州特別自治道立舞踊団」による舞台をお届けします。
この舞踊団は、済州に伝わる貴重な文化や芸術を守り、次の世代へと伝えていくことを目的に、国内外で公演を重ねてきました。世界各地で済州の文化を紹介し、文化芸術外交を担う「文化使節」として活躍する彼らの、済州の風土と人々の魂が息づく舞台をぜひご堪能ください。

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

関連情報

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