第19回(2015年)受賞者
佐辺 良和(さなべ よしかず)
組踊立方、琉球舞踊家
【贈賞理由】
6歳で琉球舞踊の名手、又吉世子に入門、修業20年の節目に初リサイタル「ひとり舞/黄金・あら穂花」を開催、古典・雑踊・創作に新鮮な表現と存在感を示し、新進気鋭の琉球舞踊家の位置を確実にした。また、学生時代から伝統組踊に取り組み、女形芸に出色の才能の輝きをみせ、いまや沖縄芸能界屈指の若き女形として注目を集め、その第一線で多彩な活躍を示している。琉球古典芸能にむかう真摯な姿勢は芸の熟成を予感させ、将来に大きな期待をいだかせる。
【日本伝統文化振興財団賞とは】
わが国の伝統文化の保存・振興・普及に努めることを目的とする、当財団の顕彰事業の一環として平成8年に設立。伝統芸能分野で将来いっそうの活躍が期待される優秀なアーティストを毎年1名顕彰します。
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