組踊が「ユネスコ無形文化遺産」に記載されました。
 
 
 祝 「組踊」がユネスコの
「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されました
 
 

  平成22年11月16日、無形文化遺産保護条約第5回政府間委員会(ケニア共和国首都ナイロビで開催)において、日本から提案された重要無形文化財である国の伝統芸能「組踊」、同じく工芸技術の染織「結城紬」の2件を含む54件が、ユネスコ無形文化遺産保護条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載されることに決定しました。これは、昨年8月、第2回の代表一覧表への提案に35カ国から147件の候補が提出され、今年5月の事前審査で選ばれたものです。

 これは、昨年「琉球舞踊」が国の重要無形文化財に認定されたことに続き、沖縄伝統芸能の発展に寄与するものであります。

 今後とも、伝統芸能の公演、後継者養成、普及のための鑑賞教室の実施、調査研究などの事業を充実させ、我が国の文化振興に全力で取り組んで参りますので、皆様のご支援、ご鞭撻、ご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
 

 

 

「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」とは

 伝統的舞踊、音楽、演劇、工芸技術、祭礼等の無形文化遺産を消失の危機から保護し、次世代へ伝えていくための国際的な協力および援助の体制を確立することを目的とした「無形文化遺産の保護に関する条約」は、我が国が主唱し、平成15年のユネスコ総会で採択され、平成18年4月に発効した。この条約では、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」及び「緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表」を作成することが定められている。

 

 

 

 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されている我が国の文化財

   平成20年11月 

   「能楽」、「人形浄瑠璃文楽」、「歌舞伎」 3件

   平成21年9月  

   「雅楽」、「アイヌ式舞踊」、「早池峰神楽」、「大日堂舞踊」、「題目立」、「チャッキラコ」、

   「秋保の田植踊」、「日立風流物」、「京都祇園祭の山鉾行事」、「甑島のトシドシ」、

   「奥能登のあえのこと」、「小千谷縮・上越上布」、「石州半紙」 13件