「万歳敵討」出演者インタビュー②

謝名の子:田口博章

 

 「前半は、弟を諭す台詞重視の問答、また後半は、舞踊を中心にテンポよく展開する構成で、朝薫の作風とも違った田里朝直ならではの作品と感じます。学べば学ぶほど、儒教道徳の世界観など、知りたいことが次々と出てきて・・・」と、意欲的に稽古に挑んでいます。

 この頃、若衆や女役が多いなか、今回は初挑戦となる謝名の子。

 「劇場主催公演では、本格的に髭を書いての男役は、おそらく初めて。作品を理解し、しっかりと演じきり、その魅力をお客様へお届け出来るよう、私なりに、とても大きな挑戦ですが、一生懸命、務めたいと思います」