2022年は沖縄復帰50周年の節目ですが、組踊も国重要文化財指定５０周年となります。

この節目に国立劇場おきなわでは、特別な公演を上演致します。

中国皇帝の使者である冊封使を歓待するため、１８世紀の初頭、組踊を創設した踊奉行・玉城朝薫による「二童敵討」「執心鐘入」「銘苅子」「女物狂」「孝行の巻」は＜朝薫五番＞と言われ、現在でも人気のある完成度の高い作品です。

かつて首里城の御庭に設置された「御城舞台」を国立劇場おきなわに隣接する組踊公園（浦添市）に再現し、これら５作品と古来、組踊の誕生以前から冊封の宴に欠かせないものとして演じられた大切な踊りである「入子踊」とをあわせて、３日間２演目ずつ上演するとともに、毎夜、からくり花火の実演で締めくくります。

特別な舞台を、週末の夜に。仕事帰りに、土日のレジャーとして。琉球王国の伝統文化に触れる機会として。ぜひ、劇場に足をお運びください。